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数かずの栄光を引き継ぐ、リスタートの第1弾!

 

老舗はその歴史のなかで、大きく変身するときが必ずある。そして自ら変化する力があるから、老舗として生き残り、さらに歴史を重ねることができるのだという。1830年創業と200年近い歴史をもつ「ボーム&メルシエ」は、まさに今そんな、大きく変化するときを迎えている時計ブランドだ。つまり、これまでのプロダクトをすべて見直し、ブランドコンセプトの根本的なリニューアルに踏み出したのである。そして、リニューアルの方向は、ひとことで言えば「栄光の時代への回帰」といっていいだろう。

とはいえこの老舗の歴史は、本当に数かずの栄光に彩られている。ルイ・ビクトル、ジョセフ・セレスタンのボーム兄弟が設立した時計販売店をルーツにもつこの時計メゾンは、二代目のアルシド・ボーム、アルチュール・ボームが会社を引き継いだ19世紀後半にはトゥールビヨンやミニッツリピーター、それらを統合したグランド・コンプリケーションなど、複雑機能を備えた懐中時計で世界的な名声を確立。20世紀に入り、1918年にボーム一族の時計師ウィリアム・ボームが実業家ポール・メルシエとともに設立したボーム&メルシエとなってからはジュネーブの4大時計メーカーのひとつに数えられるほどに発展を遂げる。さらに1930年代から第二次世界大戦にかけて、ボーム&メルシエは最高のクロノグラフをつくるとの評価を獲得。戦後はバングルタイプのジュエリーウォッチ「マルキーズ」が登場。1960年代に入るとボーム&メルシエのレディスウォッチは「手の届くラグジュアリーウォッチ」として、女性たちから圧倒的な支持を得るようになる。1970年代には12角型ケースのスポーツウォッチ「リビエラ」がリリースされ、以後20年を超えるベストセラーとなった。1990年代以降は、メンズ、レディスあらゆる腕時計で、クールでモダンなデザインのモデルを展開し、デザイン感度の高い人びとに愛されてきた。