« 上一篇下一篇 »

スティーブ・マックイーンが生み出した伝説

1960年代以降、ホイヤー(現タグ・ホイヤー)は、モータースポーツとの取り組みを強めていた。そのハイライトが、1971年に公開された映画『栄光のルマン』である。関係者たちは当初、主演のスティーブ・マックイーンに他ブランドの時計を着けさせようとしたという。しかし彼は、あえてホイヤーのモナコを選んだのである。ホイヤーがモータースポーツとの関わりをもっていなかったら、あえてモナコを選ぶことはなかっただろう。以降、スクエアなモナコは、自動巻きクロノグラフを載せたスクエアな時計という以上に、時計史におけるひとつのアイコンとなったのである。